ニュース 2015.08.05. 12:37

【高校野球】背番号2桁で甲子園を沸かせた選手といえば…

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駒大苫小牧時代2年夏に背番号2桁を付けて全国制覇に貢献したヤンキースの田中将大[Getty Images]
 『第97回 全国高校野球選手権大会』が8月6日に開幕する。一桁の背番号を付ける選手がレギュラーを務めているが、15年春選抜で敦賀気比の松本は、背番号『17』を付けながら、選抜の準決勝で2打席連続の満塁弾を放ち全国制覇に大きく貢献した。

 松本は3年だが将来有望な下級生が、2桁の番号を付けて活躍するケースが多い。2005年夏の甲子園大会で、夏2連覇を達成した駒大苫小牧の田中将大(現ヤンキース)は、当時2年生で背番号『11』をつけていた。準々決勝の鳴門工戦、先発した松橋の後を受け3回途中から登板。7回に3点を失い、1-6とリードを広げられたが、その裏打線が6点を奪って逆転。田中はこのリードを守りきった。

大阪桐蔭との準決勝では先発するも、終盤に捕まり7回4失点で降板。それでもチームは延長戦を制し、2年連続夏の甲子園大会決勝進出を決める。京都外大西との決勝戦ではリリーフで登板し、4回1/3を2失点にまとめ、9回は圧巻の三者連続三振で夏2連覇に大きく貢献した。

 大阪桐蔭の中田翔(現日本ハム)も2005年の夏、1年生で背番号『17』をつけてレギュラーで出場。当時注目を集めていたエース・辻内崇伸、4番・平田良介の2人に負けないくらいの強烈なインパクトを残した。春日部共栄との1回戦、『5番・一塁』で先発出場し、同点の7回にレフトスタンドに勝ち越しの本塁打。準決勝で駒大苫小牧に敗れたが、中田は1年夏の甲子園成績は、打率.400(20打数8安打)、1本塁打5打点の成績を残した。

 6日から始まる全国高校野球選手権大会。背番号2桁をつける選手たちが、どれだけ活躍するか注目だ。
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