ニュース 2015.08.17. 18:51

【高校野球】オコエが決勝弾! 関東一が4強入り

【第97回全国高校野球選手権大会・12日目】
● 興南 4 - 5 関東一 ○

 準々決勝の第4試合は、興南(沖縄)と関東一(東東京)の対決となった。

 悪天候と雷雲が近づいているためプレイボールが遅れた第4試合。先制したのは関東一だった。初回、興南の2年生エース・比屋根の前に三者三振に倒れたが、2回、一死走者なしから3回戦の中京大中京(愛知)戦でサヨナラ本塁打を放った5番長嶋がレフトスタンドに飛び込むソロで先制する。

 その裏、興南も2本の安打と関東一の失策で一死満塁のチャンスを作る。1番の主将・比嘉の犠飛で同点に追いつくと、2番仲のタイムリー二塁打で逆転に成功した。

 早く同点に追いつきたい関東一は、3回二死走者なしから2番井橋が三塁線へ絶妙なセーフティバントで出塁。続く3番伊藤はセンター前へヒットを放つと、興南のセンター・砂川がファンブルの間に一塁走者の井橋は一気に生還し、試合を振り出しに戻す。

 続く4回、関東一は第1打席で先制ソロを放っている5番長嶋がライトへの二塁打で出塁し、6番丸山がきっちり送り一死三塁。7番鈴木のショートゴロの間に三塁走者がホームインし勝ち越した。

 関東一は先発の田辺が6回2失点にまとめ、1点リードした7回から金子にスイッチ。関東一は逃げ切りを図ったが、興南は2番手金子に襲い掛かる。一死から連打で一、三塁とすると二死後、5番の城間がセンター前に抜けるタイムリーで再び同点に追いつき粘りを見せる。

 夏の甲子園初の4強入りを目指す関東一は9回、一死から黒田が二塁打で出塁。9番の金子が三振に倒れるも、打席にはオコエ瑠偉が回ってくる。オコエは、この前の打席まで4打数無安打に倒れていたが、レフトスタンドに飛び込む勝ち越しの2ラン。4打席無安打に終わった男が、ここぞという場面でしっかりと結果を残した。

 その裏、興南も1点を返すも関東一が逃げ切り、ベスト4入り。敗れた興南は2010年春夏連覇から続いていた甲子園での連勝は13でストップした。


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