ニュース 2015.11.05. 18:00

日本復帰はある?川崎を獲得すべき球団とは…

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FAとなった川崎宗則 [getty images]
 ブルージェイズをFAとなった川崎宗則。日本時代に所属していたソフトバンクが、獲得を目指しているとの報道が出ている。内野ならどこでも守れる川崎に、ソフトバンク以外で興味を示す球団がどこになってくるのか。現在の各球団の内野手事情をもとに、どこの球団が必要なのかを検証したい。

 まずは、獲得が噂されるソフトバンク。川崎がメジャー挑戦後も背番号「52」を空けており、復帰態勢を整えている。ただ、日本時代に定位置としていた遊撃には、今宮健太がレギュラーで出場している。今宮は今季打率.228と高くないが、2年連続でゴールデングラブ賞を受賞するなど高い守備力を誇る。

二塁は、川崎がソフトバンク時代に二遊間でコンビを組んでいた本多雄一が打撃不振や故障などもあり、明石健志、川島慶三と併用。三塁には、リーグ2位の35本塁打を記録した松田宣浩がいる状況。川崎がソフトバンクに復帰した場合、今宮を含めた二遊間のレギュラー争いとなりそうだ。

 その他、内野で苦しんでいる球団というと楽天、中日も当てはまる。この2球団は二塁、三塁、遊撃3つのポジションとも今季、100試合以上スタメン出場選手がいなかった。中日は三塁のレギュラーだったルナの退団が濃厚。来季は、三塁が高橋周平、遊撃がエルナンデス、二塁が亀沢恭平と荒木雅博の併用が予想される。若返りを図るチームで来年35歳を迎える川崎の獲得は考えにくいが、仮に加入すればプレーだけでなく、その他の部分でもチームを盛り上げてくれそうだ。

 楽天は二塁に藤田一也、三塁はシーズン終盤に活躍を見せたウィーラーがいる。その一方で、遊撃は絶対的な存在がいない。これは他球団にもいえることで、内野の各ポジションを複数の選手でまかなっているケースが多い。川崎が日本球界復帰となれば欲しがる球団は多くでてくるだろう。

【12球団の内野守備位置のスタメン最多出場選手】

ソフトバンク

二塁:明石健志(45試合)
三塁:松田宣浩(143試合)
遊撃:今宮健太(133試合)

日本ハム

二塁:田中賢介(123試合)
三塁:レアード(142試合)
遊撃:中島卓也(143試合)

ロッテ

二塁:クルーズ(121試合)
三塁:今江敏晃(95試合)
遊撃:鈴木大地(137試合)

西武

二塁:浅村栄斗(141試合)
三塁:中村剛也(122試合)
遊撃:金子侑司(50試合)

オリックス

二塁:西野真弘(42試合)
三塁:小谷野栄一(42試合)
遊撃:安達了一(139試合)

楽天

二塁:藤田一也(88試合)
三塁:ウィーラー(47試合)
遊撃:後藤光尊(63試合)

ヤクルト

二塁:山田哲人(143試合)
三塁:川端慎吾(143試合)
遊撃:大引啓次(89試合)

巨人

二塁:片岡治大(97試合)
三塁:村田修一(93試合)
遊撃:坂本勇人(130試合)

阪神

二塁:上本博紀(103試合)
三塁:今成亮太(69試合)
遊撃:鳥谷敬(143試合)

広島

二塁:菊池涼介(143試合)
三塁:梵英心(81試合)
遊撃:田中広輔(141試合)

中日

二塁:亀沢恭平(79試合)
三塁:ルナ(79試合)
遊撃:エルナンデス(97試合)

DeNA

二塁:石川雄洋(83試合)
三塁:バルディリス(136試合)
遊撃:倉本寿彦(65試合)
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