ポスティング制度でメジャー挑戦を目指す広島の前田健太。すでに複数球団が興味を示すなどメジャー移籍は確実な状況だが、改めてキャリアを振り返ると輝かしい実績が並ぶ。
前田はPL学園高の先輩であり、かつて巨人などで活躍した桑田真澄氏に倣い“桑田二世”との触れ込みでプロの世界に飛び込んできた。マウンド上だけではなく打席でも抜群の野球センスを発揮し、先輩を彷彿とさせるエース像を確立。2年目からは背番号を『34』から『18』に変更し、名実ともにエース道を突き進んできた。
似ているのは外見だけではない。桑田氏は入団2年目から6年連続で2ケタ勝利をマークしたが、前田も初の2ケタ勝利(15勝)&沢村賞を獲得した2010年から今季まで、6年連続で2ケタ勝利を記録。9年目(今季)までの通算97勝は桑田氏の106勝に劣るが、2度の沢村賞獲得は先輩の1度をすでに超えている。
「○○二世」や「○○のイチロー」など、偉大なプレイヤーになぞらえプロ入りする選手は多いが、実際に相応の実績を残すケースは稀。前田の実働年数はまだ桑田氏の半分程度だが、先輩も登ったメジャーのマウンドに、前田もいよいよ立とうとしている。
順風満帆な野球人生を歩んできた右腕だが、桑田氏は10年目となった1995年に、右肘じん帯断裂の大ケガを負っている。前田も来季はプロ10年目を迎えるだけに、この点だけは倣ってほしくないところだ。
もう1つ気がかりなのが、PL学園野球部の現状。17年度からの部員受け入れ再開が噂されているが、依然として名門を取り巻く状況は厳しい。前田がメジャーでバリバリ活躍する頃には、今度は“マエケン二世”と騒がれるスター候補が、母校から出てきてほしいものだ。
前田はPL学園高の先輩であり、かつて巨人などで活躍した桑田真澄氏に倣い“桑田二世”との触れ込みでプロの世界に飛び込んできた。マウンド上だけではなく打席でも抜群の野球センスを発揮し、先輩を彷彿とさせるエース像を確立。2年目からは背番号を『34』から『18』に変更し、名実ともにエース道を突き進んできた。
似ているのは外見だけではない。桑田氏は入団2年目から6年連続で2ケタ勝利をマークしたが、前田も初の2ケタ勝利(15勝)&沢村賞を獲得した2010年から今季まで、6年連続で2ケタ勝利を記録。9年目(今季)までの通算97勝は桑田氏の106勝に劣るが、2度の沢村賞獲得は先輩の1度をすでに超えている。
「○○二世」や「○○のイチロー」など、偉大なプレイヤーになぞらえプロ入りする選手は多いが、実際に相応の実績を残すケースは稀。前田の実働年数はまだ桑田氏の半分程度だが、先輩も登ったメジャーのマウンドに、前田もいよいよ立とうとしている。
順風満帆な野球人生を歩んできた右腕だが、桑田氏は10年目となった1995年に、右肘じん帯断裂の大ケガを負っている。前田も来季はプロ10年目を迎えるだけに、この点だけは倣ってほしくないところだ。
もう1つ気がかりなのが、PL学園野球部の現状。17年度からの部員受け入れ再開が噂されているが、依然として名門を取り巻く状況は厳しい。前田がメジャーでバリバリ活躍する頃には、今度は“マエケン二世”と騒がれるスター候補が、母校から出てきてほしいものだ。