ニュース 2014.08.06. 11:06

黒田、同点の7回3失点で降板 日本人初の全30球団制覇ならず

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現地時間5日のタイガース戦に先発し、7回3失点で降板したヤンキース・黒田 [Getty Images]
ヤンキース - タイガース
<現地時間8月5日 ヤンキー・スタジアム>

 ヤンキースの黒田博樹投手が現地時間5日、本拠地でのタイガース戦に先発登板。7回3失点と先発の役割は果たしたが、同点の場面で降板したため勝利ならず。期待されていた、この試合でのメジャー全30球団制覇はならなかった。

 黒田は初回、一死一、三塁のピンチを背負うと、4番V.マルティネスに簡単に犠牲フライを打たれ、自身3試合連続となる初回失点を喫した。

 しかし、2回以降は素晴らしい投球を披露。生命線であるツーシームとスプリットをコーナーに投げわけ、タイガース打線を翻弄。4回には3番カブレラをショートライナー、続くV.マルティネスはスプリットでピッチャーゴロ、5番ハンターは内角に食い込むツーシームで三球三振に仕留め、強力クリーンナップを3人で退けた。

 その後もタイガース打線から凡打の山を築き、黒田は1回の3アウト目から13人連続アウトを記録。打線も、タイガース移籍後初先発となった12年のサイヤング賞左腕・プライスに対し、2回に6番マッキャンが同点ソロ、5回にも新加入の8番プラードが3点目のソロを放つなど着実に加点し、好投の黒田を援護した。

 だが6回、先頭の9番ロマインに甘く入ったスライダーをライトスタンドに運ばれ1点差に迫られると、7回にも二死一塁から、7番カステラノス、8番アビラの下位打線に連打を浴び3-3の同点に追いつかれた。その後のピンチは切り抜けたが、黒田は7回を投げ切ったところで降板。91球を投げ、6被安打、5奪三振、無四死球、3失点の内容で、防御率を3.97とした。

 この日は初回に先制点されたものの、2回以降は素晴ピッチングを展開。しかし、6回と7回はいずれも下位打線に捕まり2失点。もったいない内容で、日本人初のメジャー30球団制覇はお預けとなった。

 

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