各球団で故障者が続々…
プロ野球が開幕してから間もなく2週間が経とうとしているが、早くも各球団で故障者・離脱者が出始めている。
中日の平田良介は5日、左股関節の痛みで出場選手登録を抹消された。3月末から患部の痛みを訴えており、5日には歩くのも困難な状況に。復帰の目途は立っていなく、長期離脱の可能性もあるという。
ここまで8試合に出場し、打率.208、1本塁打、2打点。チームの中軸を担う主将の離脱は、チームにとって大きな痛手になる。
ソフトバンクの川島慶三も、故障により一軍登録を抹消されている。
3日の日本ハム戦、併殺を取ろうと二塁のベースカバーに入った際に相手選手からスライディングを受け、右下腿打撲で負傷交代。その後、再検査で打撲のほかに「前距腓靱帯及び踵腓靱帯損傷」が判明。患部固定3週間で、全治は未定だという。
予期せぬアクシデントでローテ再編も…?
投手でも、先発投手の突然のケガによりスクランブル体制となったチームがある。
ロッテは石川歩が首を寝違え、5日の先発を回避。急遽、水曜日の登板予定だった二木康太が中5日で火曜日に先発した。伊東監督の判断で一度ローテを飛ばすことになり、石川は6日に登録抹消。6日の試合はファームから昇格させたチェン・グァンユウが先発する。
また、6日の広島戦に先発予定だったヤクルトのデイビーズも、背中の張りのため5日に登録を抹消。5日の朝に患部の異変を訴え、急遽新幹線で帰京。きょう6日は寺田哲也が先発に回る。
各球団のここまで発表されている故障者まとめは以下の通り。
【プロ野球・故障者まとめ】
※4月6日時点
<パ・リーグ>
▼ ソフトバンク
明石健志(内野手/30歳)
「右肩痛」=キャンプ中に痛めた右肩が回復せず。3月28日に抹消された。
川島慶三(内野手/32歳)
「右下腿打撲・前距腓靭帯及び踵腓靭帯損傷」=4月3日の日本ハム戦で、二塁ベース上の接触プレーで負傷。全治未定。
▼ 日本ハム
近藤健介(捕手/22歳)
「腰の張り」=4月3日のソフトバンク戦で腰の張りを訴えて途中交代。
▼ ロッテ
大谷智久(投手/31歳)
「腰椎椎間板症」=3月26日の日本ハム戦で、ベースカバー時に負傷。全治3週間。
石川歩(投手/27歳)
「寝違え」=4日の朝に寝違えを起こし、翌5日のソフトバンク戦先発を回避した。
▼ オリックス
近藤大亮(投手/24歳)
「右肩腱板炎」=3月26日の西武戦で右肩に違和感を訴え、三回終了後に降板。全治約1カ月と診断された。
<セ・リーグ>
▼ ヤクルト
大引啓次(内野手/31歳)
「腰痛」=3月30日の阪神戦の走塁中に痛めたとみられ、翌31日に抹消された。
デイビーズ(投手/32歳)
「背中張り」=4月5日の朝に患部の異変を訴え、抹消された。
▼ 巨人
桜井俊貴(投手/22歳)
「右肘違和感」=3月30日のDeNA戦で先発した翌31日に右肘の違和感で登録を抹消された。2~3週間はノースロー調整を続ける見込み。
▼ 中日
平田良介(外野手/28歳)
「左股関節痛」=5日の朝から歩行が困難な状況。3月末から違和感を訴えていた。