ニュース 2016.04.07. 06:00

絶好調のロッテ・細谷 プロ11年目の覚醒なるか

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11年目にレギュラー定着を目指すロッテの細谷圭
 開幕前、ロッテのウィークポイントとして「手薄になった内野陣」が挙げられていた。長年、サードのレギュラーとして引っ張ってきた今江敏晃はFAで楽天へ移籍。セカンドを守っていたルイス・クルーズも巨人へ入団した。さらにオープン戦中には期待されていた新外国人ヤマナコ・ナバーロが実弾所持で開幕から4週間の出場停止処分、高卒ルーキーのドラフト1位・平沢大河も開幕二軍スタートとネガティブなニュースが続いた。そのムードを一気に一掃したのがプロ11年目・細谷圭の活躍だった。

 細谷は群馬・太田市商では強打の内野手として鳴らし、2005年に高校生ドラフトの4巡目でロッテに入団。プロ3年目の08年には4月13日の日本ハム戦に「8番・ファースト」でプロ初出場を果たし、プロ初安打となる同点打を放つ活躍を見せる。ロッテファンは「将来のレギュラー候補」として細谷のプレーに大いなる希望を抱いた。

 レギュラー獲りのチャンスが巡ってきたのは11年だった。前年まで不動のショートだった西岡剛がツインズへ移籍。キャンプから荻野貴司とショートの定位置争いを繰り広げた。開幕直後は荻野がスタメンを張っていたが5月にケガで戦線離脱。細谷は出場機会を得ることとなる。

 プロ入り初本塁打を放つなどレギュラー定着するかに見えたが、ケガで登録抹消される不運に見舞われた。このチャンスを逸した細谷はその後、代打や代走、守備固めとユーティリティープレーヤーとして一軍に定着する。しかし、その潜在能力を知るロッテファンは「もっとやれるはず」「細谷はこのまま終わる選手ではない」ともどかしく感じていた。同じ時期に二軍で共に汗を流した角中勝也、岡田幸文が主力選手となっていく中、細谷はひとり取り残されていた。

 そしてプロ11年目となった今年、細谷は現状を打破するため新たなチャレンジを試みる。春季キャンプでは出場機会を増やすため外野を守る細谷の姿があった。キャンプ中に好調さをアピールすると、オープン戦でも2本塁打と結果を残し「今年の細谷は何か違う」と印象付ける。開幕3連戦はスタメンこそならなかったが、3月29日の楽天戦は相手先発が左の辛島航ということもあり「2番・サード」で出場。すると細谷は初回にフェンス直撃の二塁打を放ち、続く清田育宏の先制打をお膳立てする。さらに翌30日には打線が楽天先発・美馬学の前に沈黙する中、初回に三塁打と一人気を吐いた。

 細谷のバッティングは一層鋭さを増していく。4月1日のオリックス戦では第1打席で三塁打、第4打席で二塁打と長打を連発。2日には5打数3安打と今季初の猛打賞をマーク。5回にはリーグタイ記録となる3試合連続三塁打と今や打線に欠かせない存在となっている。

 これまで辛酸を舐めてきた細谷だが、プロ11年目にしてその大器が覚醒し始めている。ソフトバンクが圧倒的有利とされている今年のパ・リーグ。ロッテがパ・リーグをかき回す存在となれるかどうかは、細谷のバットに掛かっている。

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