ファンが選んだ3、4月の月間MVP
今季のセ・リーグは、高橋由伸(巨人)、金本知憲(阪神)、ラミレス(DeNA)が監督就任し、6球団の指揮官の年齢が全員40代と大きく若返った。選手たちに目を向けても、防御率リーグトップの0.56を記録した菅野智之(巨人)、リーグ最多の46奪三振をマークした岩貞祐太(阪神)、打率リーグ1位の菊池涼介(広島)と20代の若い選手たちの活躍が目立った。
今回ベースボールキングでは、3・4月に活躍した選手たちを独自にピックアップし、ユーザーの皆様の投票によって月間MVPを選出。3・4月に活躍し、ファンからの支持を最も集めたのは誰だったのか。投票結果は以下の通り。
【投票結果】
<投手>
1位 6045ポイント 菅野智之(巨人)
2位 4245ポイント 黒田博樹(広島)
3位 2300ポイント 岩貞祐太(阪神)
<野手>
1位 4937ポイント ビシエド(中日)
2位 3775ポイント エルドレッド(広島)
3位 2648ポイント 菊池涼介(広島)
抜群の安定感を誇った菅野が選出
投手部門は、3、4月、リーグトップの防御率0.56を記録し、勝ち星でもリーグ2位タイの3勝を挙げた菅野智之(巨人)が6045ポイントを集め受賞した。
菅野は3月31日のDeNA戦で3点を失ったが、4月だけに限れば、33イニングを投げて無失点に抑えた。特に4月6日の阪神戦、13日のヤクルト戦では、2試合連続完封勝利。89年の斎藤雅樹氏以来となる3試合連続完封勝利がかかった22日のDeNA戦は、指にマメができたため降板したが、7回を無失点に抑えた。
選出理由には「3勝0敗、防御率0点台は文句なしでしょ」、「圧巻の一言に尽きます!」、「完璧すぎでした」と抜群の安定感を高く評価された。
なお2位は、広島在籍時では初めて4月までに4勝をマークした黒田博樹(広島)、3位にはリーグトップの46奪三振を記録した岩貞祐太(阪神)がランクインしている。
中日の新助っ人ビシエドが受賞
野手部門では、4937ポイントのビシエド(中日)が選ばれた。
メジャー通算66本塁打を記録した大砲は、阪神との開幕3連戦で3試合連発と、ド派手なデビューを飾った。その後も本塁打を量産し、3・4月はリーグトップタイの9本塁打をマーク。ビシエドは長打が魅力な選手ではあるが、3・4月は2試合連続無安打の試合がなく、安打はチームトップの34本を記録した。
ビシエドが月間MVPに選出された理由を見ると「殊勲打が多い所を評価したい」、「いざという時に打てるから凄い」、「パワーがヤバい」と日本人選手にはない圧倒的なパワーを評価するファンが多かった。
2位はビシエド、ゴメス(阪神)とともにリーグトップタイの9本塁打を放ったエルドレッド(広島)、3位は打率リーグトップの菊池涼介(広島)と“広島勢”が選ばれている。
3、4月月間MVPの候補者一覧
【セ・リーグ投手】黒田博樹(広島)
菅野智之(巨人)
野村祐輔(広島)
ジョンソン(広島)
藤浪晋太郎(阪神)
井納翔一(DeNA)
岩貞祐太(阪神)
オンドルセク(ヤクルト)
田島慎二(中日)
今永昇太(DeNA)
【セ・リーグ野手】
菊池涼介(広島)
エルドレッド(広島)
坂本勇人(巨人)
ビシエド(中日)
山田哲人(ヤクルト)
新井貴浩(広島)
筒香嘉智(DeNA)
高山俊(阪神)
ゴメス(阪神)