ニュース 2016.05.12. 07:30

4月は好調も…プロ野球界にも“五月病”?

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広島・菊池涼介も5月に入って元気がない
 5月のゴールデンウィーク明け頃から、社会人や学生などに見られる“五月病”。プロ野球界でも、5月に入ってから調子を落とした選手がいる。

 菊池涼介(広島)がその一人だ。14年にリーグ2位の打率.325を記録するも、昨季は故障の影響で.254に終わった。巻き返しを狙う今季は3・4月、12試合連続安打を記録するなど、リーグトップの打率.361をマーク。2番打者として、好調な打線を支えた。

 しかし、5月は1日の中日戦で無安打に終わると、5日の巨人戦にかけて4試合連続無安打。4月終了時点で.361あった打率は、5日の巨人戦後には.321まで落ち込んだ。それでも、10日のヤクルト戦では決勝のタイムリーを放つなどマルチ安打を記録。復調の兆しを見せつつある。

 一方、パ・リーグでは中島卓也(日本ハム)が調子を落としている。一時は打率トップに躍り出るなど、3・4月は打率.300をマークしたが、5月は9試合に出場して打率.200と低迷。3番・田中賢介、4番・中田翔、5番・大谷翔平または近藤健介というクリーンナップに繋ぐ「2番」を打つことが多いだけに、得点圏で3人に回すためにも開幕直後の状態に戻したいところだ。

 その他にも、3・4月打率3割以上をマークした糸井嘉男(オリックス)、角中勝也(ロッテ)や、開幕から1番でスタメン出場することの多かった高山俊(阪神)も5月に入ってから打率が落ちている。

 男たちのお目覚めはいつになる?チームに欠かせない選手たちだけに、なるべく早く浮上のキッカケを掴んでもらいたいところだ。


【5月に入って調子を落としている選手】

菊池涼介(広島)
[3・4月] 27試 率.361 本4 点19
[5月以降] 9試 率.189 本0 点4

中島卓也(日本ハム)
[3・4月] 28試 率.300 本0 点7
[5月以降] 9試 率.200 本0 点2

糸井嘉男(オリックス)
[3・4月] 26試 率.300 本5 点20
[5月以降] 9試 率.184 本0 点3

角中勝也(ロッテ)
[3・4月] 36試 率.306 本0 点13
[5月以降] 9試 率.219 本0 点2
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