ニュース 2016.05.29. 09:00

ロッテドラ7ルーキー・高野、3失点デビュー 「決め球で空振りを奪えるようにしたい」

 ロッテのドラフト7位ルーキー・高野圭佑が28日、ソフトバンク戦で一軍デビューを飾った。

 「ストレートの質にこだわっていきたい。バッターのレベルも(一軍では)あがっているので、まっすぐでいかにファールを取れるか。追い込まれるまで、どれだけバッターを押し込めるか。速球派なので、ストレートが上でどれだけ通用するかを試しながらファームでやってきた」

 試合前このように話した高野だったが、デビュー戦はホロ苦いものとなった。5点を追う8回から5番手でマウンドに上がると、先頭の牧原大成を3ボール2ストライクから7球目、150キロのストレートをセンター前に運ばれる。続く城所龍磨は犠打失敗で一死を奪うも、今宮健太の内野ゴロの間に三塁走者の牧原に生還を許し、プロ初失点。

 二死走者なしとして、打席には3番柳田悠岐。この日は2打席目に逆方向へ超特大の一発を放った柳田に対して、高野は2ボール2ストライクと追い込む。そして5球目に選択したのは、低めのスライダー。「イースタンでは空振りをしてくれた球で、僕的にはベストボールだった」と三振を狙いにいくも、冷静に見極められボール。6球目のストレートが高めに外れ四球。続く、内川聖一に初球のストレートを狙われ、レフトスタンドに消える2ランを浴びた。

 2イニング目となった9回は四球と安打などで、二死一、二塁のピンチを背負うも城所を中飛に打ち取り、なんとか無失点に切り抜けた。

 高野は試合後、「細かいコントロールだったり、追い込んでから投げた柳田さんに投げた決め球で空振りを奪えるようにしていかないといけない。」と課題点を挙げた。一方で「打者もストレートと分かりきっていた中で、(2イニング目は)ストレートで押して無失点に抑えられたところはプラスになった」と手応えも掴んだようだ。

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