ニュース 2016.08.10. 11:31

昨夏4強の関東一が初戦敗退…底力見せられず延長12回で屈す

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【夏の甲子園】大会4日目・第1試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
関東一 1 - 2 広島新庄
<1回戦 8月10日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会4日目の戦いがスタート。第1試合では、昨夏ベスト4入りを果たした関東一(東東京)が2年連続出場の広島新庄(広島)と対戦。延長12回までもつれた死闘に1-2で敗れた。

 昨年はオコエ瑠偉(現楽天)を擁し、快進撃を見せた関東一。東東京大会の決勝では延長戦で相手に勝ち越しを許しながら、その裏にひっくり返して甲子園行きを掴むなど、終盤の勝負強さ、底力が光る勝ち上がりを見せてきた。


 この日は初回、広島新庄のエース左腕・堀瑞輝(3年)をとらえ、石橋康太(1年)のタイムリーで幸先良く先制。主導権を握る。

 投げてはエース左腕の佐藤奨真(3年)が快投を披露し、4回まで無失点。投打に良い滑り出しを見せたが、なかなか追加点が奪えないまま中盤を迎えた。

 すると5回、好投を続けてきた佐藤が一死から堀に二塁打を浴びると、二死二塁から同点のタイムリーを浴びて1-1。試合が振り出しに戻る。

 その後は佐藤と堀の両左腕による意地の投げ合いに。両者譲らず9回を投げきり、試合は延長戦へと突入した。

 10回、関東一は佐藤が一死から四球を与えたところで投手交代を決断。2番手として右腕の竹井丈人()が登板すると、一死一、二塁とピンチを招きながらも後続を斬り、得点は与えない。

 それでも打線が回を増すごとに安定感を増す堀をとらえることができず。迎えた12回、満塁のピンチを招くと、勝ち越しの犠飛を浴びて1-2。この試合はじめて追いかける展開となった。

 12回裏も、勢いに乗った相手エースを攻略することが出来ず。地区大会で見せた底力を発揮できないまま、延長12回の熱戦の末、1-2で逆転負け。初戦で姿を消すこととなった。
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