ニュース 2016.08.10. 13:46

“併殺地獄”で糸口を掴めず…初出場の京都翔英は初戦敗退

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【夏の甲子園】大会4日目・第2試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
京都翔英 1 - 9 樟南
<1回戦 8月10日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会4日目。初出場の京都翔英(京都)は19度目の出場となった樟南(鹿児島)に立ち向かうも、1-9で敗れた。

 京都大会は6試合中4試合でコールド勝ちを収め、全試合で2ケタ安打を記録するなど、強打がウリの京都翔英。夢の甲子園での初戦でも、いきなりその持ち味を発揮する。

 立ち上がり、制球で苦しむ樟南のエース左腕・浜屋将太(3年)の連続四球でチャンスを作ると、3番・森元啓雄(3年)がショートの頭上を超えて左中間を突破するタイムリー。幸先良く先制点を挙げる。

 ところが、直後の1回裏にこちらも制球が定まらない滝野雅太(3年)が死球に四球、そして暴投でピンチを招くと、タイムリーと犠飛で3失点。かんたんに試合をひっくり返されてしまった。

 その後は立ち直った相手エースの前に苦戦。ようやく6回に一死一、三塁とチャンスを作るも、川本万葉(3年)が放った鋭い当たりはショート正面へのゴロ。セカンドからファーストとボールが渡り、併殺で反撃の芽が潰えた。

 すると6回、2番手・高向遼平(3年)にスイッチするもこれが誤算。高向がバント処理からの悪送球で失点すると、この回一気に4失点。7回にも2点を失い、1-9とリードを広げられた。

 打線も走者こそ出しながら、7回も8回も併殺を食らうなど、いい当たりがことごとく野手の正面を突く不運。最後まで反撃の糸口を掴めないまま、1-9で敗れた。


▼ 京都翔英・浅井敬由監督
「いい当たりが正面に行ってしまったのが多かった。ツキがなかった」
「(継投に関しては)京都大会はこれで勝ってきたので迷いはなかった。私のミスです」
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