ニュース 2016.08.10. 19:16

注目左腕相手に10安打を放つも…大曲工の初勝利はお預け

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【夏の甲子園】大会4日目・第4試合の結果
第98回 高校野球選手権大会
花咲徳栄 6 - 1 大曲工
<1回戦 8月10日>

 「第98回 全国高校野球選手権大会」は、大会4日目。第4試合は初出場の大曲工(秋田)が3季連続出場の花咲徳栄(埼玉)に挑んだが、1-6で敗れた。

 初回、2回と立て続けに失点を喫した大曲工。4回にも1点を失い、3点を追う展開となる。それでも直後の4回裏、5番の佐渡敬斗(3年)が初球の真っ直ぐを振りぬくと、打球はレフトスタンドへ。県大会では打率.071、本塁打も0と苦しんだ男が、甲子園でプロ注目左腕から一発を放ち、1点を返した。

 打線はその後も幾度と無くチャンスを作る。5回は2本のヒットで一、三塁のチャンスを作るも、4番の佐藤泰輝(3年)が倒れて得点ならず。6回には一死三塁のチャンスを作りながら、高橋陽喬(3年)と加藤聖也(3年)が連続三振に倒れてここも無得点。好投手を前にあと一本が出ない。

 1-3のまま迎えた8回、力投を続けていた先発の藤井黎来(2年)がつかまり、タイムリーで失点。さらに野選でもう1点を失い、リードを広げられると、9回には代わった鈴木理公(3年)が二死を取った後にヒットと盗塁、暴投でピンチを招き、タイムリーを浴びてもう1失点。1-6と5点差をつけられてしまう。

 9回裏にも一死から連打で一、二塁のチャンスを作るも、最後は丹波勇太(3年)が内野ゴロ併殺に倒れてゲームセット。注目左腕に10本の安打を浴びせ、チャンスを作りながらもあと一本が遠く...。大曲工の初めての夏は初戦で幕を閉じた。
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