巨人のエース・菅野智之は、規定投球回到達者で12球団で唯一、防御率1点台を記録しているが、勝ち星が7勝と二ケタ勝利に届いていない。セ・パの防御率ランキング上位3人を見ても、ジョンソン(広島)と石川歩(ロッテ)が12勝、千賀滉大(ソフトバンク)が11勝、有原航平(日本ハム)が10勝、田口麗斗(巨人)が9勝と巨人の2人以外は二ケタに到達している。
過去を見ても平成以降で、防御率1点台(※規定投球回到達者のみ)を記録した投手は31人いたが、そのうち二ケタに届かなかった投手はわずか4人しかいない。
平成に入ってから初めて二ケタ勝利に届かなかったのが、1989年に防御率1.92を記録するも8勝に終わった大野豊(広島)。その後20年間、防御率1点台で二ケタ勝利に到達しなかった投手は表れなかったが、09年に1.54を記録し最優秀防御率のタイトルを獲得したチェン(中日)は8勝。そして、統一球が導入された11年と12年は1点台を記録した投手は多かったが、11年の杉内俊哉(ソフトバンク)はQS(6回3自責点以内)率91.3%も8勝、12年の野村祐輔(広島)は9勝11敗と黒星が先行した。
話を菅野に戻すと、巨人の残り試合数が25。チームの残り試合を考えると菅野の登板数は、多くて5試合から6試合だろう。ギリギリで二ケタ勝利に届きそうなペースだが、シーズンが終わった時にどのような結末を迎えているだろうか。
【平成以降で防御率1点台も二ケタ勝利に届かなかった投手】
1989年
大野豊(広島)
成績:19試 8勝6敗 防1.92
2009年
チェン(中日)
成績:24試 8勝4敗 防1.54
2011年
杉内俊哉(ソフトバンク)
成績:23試 8勝7敗 防1.94
2012年
野村祐輔(広島)
成績:27試 9勝11敗 防1.98
※()は当時所属していた球団
※規定投球回到達者のみ
※記録は16年8月28日終了時点
過去を見ても平成以降で、防御率1点台(※規定投球回到達者のみ)を記録した投手は31人いたが、そのうち二ケタに届かなかった投手はわずか4人しかいない。
平成に入ってから初めて二ケタ勝利に届かなかったのが、1989年に防御率1.92を記録するも8勝に終わった大野豊(広島)。その後20年間、防御率1点台で二ケタ勝利に到達しなかった投手は表れなかったが、09年に1.54を記録し最優秀防御率のタイトルを獲得したチェン(中日)は8勝。そして、統一球が導入された11年と12年は1点台を記録した投手は多かったが、11年の杉内俊哉(ソフトバンク)はQS(6回3自責点以内)率91.3%も8勝、12年の野村祐輔(広島)は9勝11敗と黒星が先行した。
話を菅野に戻すと、巨人の残り試合数が25。チームの残り試合を考えると菅野の登板数は、多くて5試合から6試合だろう。ギリギリで二ケタ勝利に届きそうなペースだが、シーズンが終わった時にどのような結末を迎えているだろうか。
【平成以降で防御率1点台も二ケタ勝利に届かなかった投手】
1989年
大野豊(広島)
成績:19試 8勝6敗 防1.92
2009年
チェン(中日)
成績:24試 8勝4敗 防1.54
2011年
杉内俊哉(ソフトバンク)
成績:23試 8勝7敗 防1.94
2012年
野村祐輔(広島)
成績:27試 9勝11敗 防1.98
※()は当時所属していた球団
※規定投球回到達者のみ
※記録は16年8月28日終了時点