ますだおかだの岡田もオリックスのOB会に出席!?
オリックス・バファローズは今年、阪急時代から含めて球団創設80周年を迎え、復刻特別イベント「THE ORIGIN of Bs~蒼き勇者の閃光~」を開催。3日の日本ハム戦(ほっと神戸)の試合前に、球場外の特設ステージで阪急の黄金時代にバッテリーを組んだ山田久志氏と中沢伸二氏が登場し、ますだおかだの岡田圭右らとトークショーを行った。
中沢氏が「大勢の方に集まっていただきありがとうございます」と挨拶。続いて山田氏が「みなさんこんにちは。私が有名な山田です」と挨拶すると、すかさず岡田が「みんな知ってますよ」と素早いツッコミ。
球団のOB会長を務める山田氏はOB会について「阪急からオリックスに代わって27年。オリックスの選手としてOB会に来てくれる人も大分増えてきている。(阪急とオリックスの)交流が上手くいっている。阪急とオリックスのOB会という形になっています」と良好な関係を築けていることをアピール。
また山田氏は「最近はOB会長の権限として、野球に関係のない人も(OB会に)招待している。もしあなた(岡田)が忙しいのは分かるけど…。12月の第1週の土曜日が空いていたらご招待申し上げます」とOB会への招待を促すと、岡田は「うわ~毎年、12月の第1土曜日はポッカリと空いています!朝からゴロゴロしている日です」とその場で出席を表明!?した。
山田氏がファンに異例の注文
山田氏と中沢氏が現役時代のパ・リーグは、野次が凄かったという。特に捕手を務めていた中沢氏に対する観客からの野次は凄かったそうで「(捕手は)ネットに近い所にいるでしょ。今井雄太郎が打たれた時は、『お前が悪い!』と全部僕(に野次)です」というエピソードを披露。
さらにエースだった山田氏は「中沢さんは、人が良いから『緊張感を持てよ!』と味方からも野次られていたんですよ」と話し、岡田は「当時だったら野次になりますけど、今だったらイジり。イジられているというのは、人気のバロメーターなんですよ」と必死のフォロー。それでも、中沢氏は「そうは思わなかったな」と真面目にコメントしていた。
山田氏と中沢氏の現役時代の野次の話で盛り上がったが、山田氏はファンに現役選手たちに向けて野次を飛ばして欲しいと訴える。その理由について「応援は物凄くうれしいんだけど、頑張れ、頑張れだけではダメなの。シビアに厳しく、給料の高い人をもっと野次る。野次というのは、選手をその気にさせる」と説明した。
オリックスが優勝するためにOBからの提言
オリックスは96年にリーグ制覇したのを最後に、20年間優勝から遠ざかっている。14年にリーグ2位に入るも、15年が5位、そして今年も最下位と低迷が続く。中沢氏は現在のチームについて「もうちょっと勝ちに執着して欲しい」と注文した。
一方の山田氏は「エース、4番、センターライン、ここをまず整備してね。中沢さんが言ったように、どんなことがあっても勝つという野球をすれば、このチームは絶対に優勝争いする」と力強く宣言。
最後に山田氏が、「OBは常に陰の応援団でございます。(ファンの)みなさんは表の応援団でございます。苦しいとき、上手くいかなかったときがあるでしょうけど、その時こそファンの力が必要です。これからも応援し続けていただきたい。本当にありがとうございました」とファンにメッセージを送り、トークショーが終了した。
OBによるトークショーは4日と11日にも行われ、4日(日)が山田久志氏と福本豊氏、11日(日)が山田久志氏と山沖之彦氏が出演する。