DeNA・三浦は16日の阪神戦に先発
球界最年長右腕の三浦大輔(DeNA)が16日、甲子園で行われる阪神戦に先発する。三浦は今季、7月11日の中日戦で初先発したが、4回6失点でノックアウト。同月13日に一軍登録抹消した。今季の登板はこの1試合のみと、苦しいシーズンとなっている。
各球団の日本人最年長選手を見ると三浦だけでなく、苦しいシーズンを送っている選手が多い。福原忍(阪神)がその一人。昨季まで2年連続最優秀中継ぎのタイトルを獲得した福原は、3月26日の中日戦で今季初登板を果たすと、開幕から6試合連続無失点。ランナーを出しながらも、まずまずの投球を続けていた。しかし、4月16日の中日戦で2点を失うと、翌17日も1失点。4月20日に一軍登録抹消となり、現在も二軍で再調整を続いている。
そんな中、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した黒田博樹(広島)は抜群の存在感を放つ。日本球界復帰2年目の今季は、3・4月に4勝。41歳以上で4月までに4勝に到達した投手は黒田が初の快挙となった。続く5月は勝ち星が0に終わるも、6月は2勝。7月23日の阪神戦で、日米通算200勝を達成。優勝を決めた9月10日の試合では、6回を3失点に抑え勝利投手となった。
大谷翔平(日本ハム)、山田哲人(ヤクルト)、鈴木誠也(広島)といった若手選手たちが球界を盛り上げ、球界全体で“世代交代”が進んでいる。シーズンは各球団残り15試合を切ったが、最後まで球界最年長の選手たちの意地を見せて欲しいところだ。
各球団の日本人最年長選手
※年齢は2016年の満年齢<ソフトバンク>
最年長=37歳
▼ 五十嵐亮太
守備位置:投手
生年月日:1979年5月28日
今季成績:31試 0勝1敗 防3.46
<日本ハム>
最年長=38歳
▼ 武田勝
守備位置:投手
生年月日:1978年7月10日
今季成績:22試 2勝9敗1S 防4.36 ※
▼ 武田久
守備位置:投手
生年月日:1978年10月14日
今季成績:4試 0勝0敗 防8.10
<ロッテ>
最年長=42歳
▼ 井口資仁
守備位置:内野手
生年月日:1974年12月4日
今季成績:74試 率.262 本5 点34
<西武>
最年長=36歳
▼ 木村昇吾
守備位置:内野手
生年月日:1980年4月16日
今季成績:38試 率.221 本0 点5
▼ 竹原直隆
守備位置:外野手
生年月日:1980年4月21日
今季成績:22試 率.200 本1 点6
▼ 渡辺直人
守備位置:内野手
生年月日:1980年10月15日
今季成績:65試 率.314 本0 点13
▼ 上本達之
守備位置:捕手
生年月日:1980年11月18日
今季成績:63試 率.282 本1 点10
<オリックス>
最年長=36歳
▼ 小谷野栄一
守備位置:内野手
生年月日:1980年10月10日
今季成績:50試 率.249 本4 点13
<楽天>
最年長=41歳
▼ 松井稼頭央
守備位置:外野手
生年月日:1975年10月23日
今季成績:52試 率.213 本2 点13
<ヤクルト>
最年長=36歳
▼ 石川雅規
守備位置:投手
生年月日:1980年1月22日
今季成績:19試 7勝8敗 防4.39
<巨人>
最年長=40歳
▼ 相川亮二
守備位置:捕手
生年月日:1976年7月11日
今季成績:33試 率.216 本0 点4
<阪神>
最年長=40歳
▼ 福原忍
守備位置:投手
生年月日:1976年12月28日
今季成績:8試 0勝0敗 防5.40
<広島>
最年長=41歳
▼ 黒田博樹
守備位置:投手
生年月日:1975年2月10日
今季成績:23試 9勝8敗 防3.17
<中日>
最年長=42歳
▼ 岩瀬仁紀
生年月日:1974年11月10日
今季成績:13試 0勝2敗 防7.00
<DeNA>
最年長=43歳
▼ 三浦大輔
守備位置:投手
生年月日:73年12月25日
今季成績:1試 0勝1敗 防13.50
※は二軍成績