CSファイナルステージでヤクルトに敗れ、日本シリーズ進出を逃した巨人の原辰徳監督が17日の試合後に辞任を表明した。
原監督は今年で監督通算12年目だった。第1次政権時代には02年の就任初年度にリーグ優勝を成し遂げ、西武との日本シリーズでは4連勝と圧倒的な強さで日本一を勝ち取った。03年に退任するが、06年に監督復帰。06年はBクラスに終わったが、07年以降の9年間で6度のリーグ優勝、2度日本一に導いている。09年には巨人の監督を務めながら、同年3月に行われた第2回WBCで世界一に輝いた。原監督の采配に疑問の声も多かったが、監督通算12年で7度のリーグ優勝、3度の日本一は立派。
これだけの成績を残した後に引き受ける監督は大変だろう。09年から6年間ソフトバンクの監督を務めた秋山幸二氏は、95年から14年間で3度のリーグ優勝2度日本一に導いた王貞治氏の後を受けて、監督を任された。
秋山氏は05年から二軍監督や一軍野手コーチを経験し、チームを把握していたことが大きかったのか、前年最下位に終わったチームを3位に押し上げた。翌10年と11年にはリーグ2連覇。11年には中日を下し、監督として日本一を達成している。退任した14年もリーグ優勝、日本一。6年間で3度のリーグ優勝、2度の日本一と、14年間務めた王氏の後というプレッシャーを跳ね除け見事に結果を残して見せた。
そして、今季から秋山氏に代わり監督に就任した工藤公康監督もリーグ制覇。ソフトバンクは王氏、秋山氏、工藤監督とチーム力を落とすことなく、安定した強さを誇っている。
一方で、長期政権後に力を落としたチームもある。中日は落合博満氏が監督を務めていた04年から11年までの8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一と黄金時代を築いた。不気味な強さで他球団から恐れられていた中日だったが、12年以降はその強さが影を潜めている。
12年から2年間指揮を執った高木守道氏は1年目こそ2位と健闘も、13年は開幕からチームの調子が上がらず、01年以来となるBクラス。高木氏はこの年限りで退任した。14年から谷繁元信選手兼任監督が就任し、立て直しを図るも下位に低迷。黄金時代を支えてきた山本昌、和田一浩などベテランたちが現役引退し、過渡期を迎えている。
原監督の退任がほぼ確実となっている中で、来季以降の巨人がどのようなチームに変わっていくのか注目だ。
原監督は今年で監督通算12年目だった。第1次政権時代には02年の就任初年度にリーグ優勝を成し遂げ、西武との日本シリーズでは4連勝と圧倒的な強さで日本一を勝ち取った。03年に退任するが、06年に監督復帰。06年はBクラスに終わったが、07年以降の9年間で6度のリーグ優勝、2度日本一に導いている。09年には巨人の監督を務めながら、同年3月に行われた第2回WBCで世界一に輝いた。原監督の采配に疑問の声も多かったが、監督通算12年で7度のリーグ優勝、3度の日本一は立派。
これだけの成績を残した後に引き受ける監督は大変だろう。09年から6年間ソフトバンクの監督を務めた秋山幸二氏は、95年から14年間で3度のリーグ優勝2度日本一に導いた王貞治氏の後を受けて、監督を任された。
秋山氏は05年から二軍監督や一軍野手コーチを経験し、チームを把握していたことが大きかったのか、前年最下位に終わったチームを3位に押し上げた。翌10年と11年にはリーグ2連覇。11年には中日を下し、監督として日本一を達成している。退任した14年もリーグ優勝、日本一。6年間で3度のリーグ優勝、2度の日本一と、14年間務めた王氏の後というプレッシャーを跳ね除け見事に結果を残して見せた。
そして、今季から秋山氏に代わり監督に就任した工藤公康監督もリーグ制覇。ソフトバンクは王氏、秋山氏、工藤監督とチーム力を落とすことなく、安定した強さを誇っている。
一方で、長期政権後に力を落としたチームもある。中日は落合博満氏が監督を務めていた04年から11年までの8年間で4度のリーグ優勝、1度の日本一と黄金時代を築いた。不気味な強さで他球団から恐れられていた中日だったが、12年以降はその強さが影を潜めている。
12年から2年間指揮を執った高木守道氏は1年目こそ2位と健闘も、13年は開幕からチームの調子が上がらず、01年以来となるBクラス。高木氏はこの年限りで退任した。14年から谷繁元信選手兼任監督が就任し、立て直しを図るも下位に低迷。黄金時代を支えてきた山本昌、和田一浩などベテランたちが現役引退し、過渡期を迎えている。
原監督の退任がほぼ確実となっている中で、来季以降の巨人がどのようなチームに変わっていくのか注目だ。