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巨人の外野で相次ぐアクシデント…3つのイス、勝ち残るのは?

 本拠地・東京ドームで侍ジャパンの強化試合が行われていた中、福岡の地で試合に臨んだ巨人。開幕まであと2週間というこの時期に、開幕一軍生き残りをかけた競争の真っ只中にいた2人の外野手をアクシデントが襲った。

 まずは、9年目を迎えた松本哲也。「1番・中堅」でスタメン出場したこの試合の第1打席、ソフトバンク先発・スタンリッジの投球が右足を直撃。代走を送られ、いきなり負傷交代となってしまった。

 さらに、キャンプでは4番候補としての期待も高まっていた7年目の大田泰示も初回、二死満塁とチャンスで回った打席で遊ゴロを放ち、一塁へ向けて走りだした際に太ももに違和感を覚え、負傷交代。初回の攻撃だけで2人が離脱する異常事態だった。

 裏の守備からベンチへと下がった大田は「歩くのは大丈夫」と話したものの、原辰徳監督は「少し時間がかかるでしょう」とコメント。チームを離れて帰京することが決定した。

 松本に関しては幸い大事には至っていないとのことで、12日に予定されている試合にも様子を見て出場させる方針であるというが、立て続けの負傷交代には不安がよぎった。

 ここまでの外野陣のレースを見てみると、このオープン戦で最も好成績を残しているのが2年目を迎えたフレデリク・セペダで.269(26-7)。ただし、セペダは9試合中6試合が指名打者での出場で、守備に就いたのは3試合のみという点で不安は拭えない。

 さらに、それに次ぐのが打率.250(20-5)をマークする新加入の金城龍彦と、同じく.250(32-8)の大田泰示という状態で、貧打に苦しむチームを象徴するような低迷ぶりが目を引く。

 チーム全体で貧打に喘ぐ中、橋本到や亀井義行、ベテランの高橋由伸といったあたりも軒並み調子を上げることができず。キャンプで打ちまくり、支配下登録を勝ち取った堂上剛裕も骨折で早々に離脱した。熾烈を極めると見られていた外野の争いは、飛び抜けた選手がいないというのが現状だ。

 そんな中での光明としては、手術明けのレスリー・アンダーソンと長野久義が順調な回復ぶりを見せていること。

 左ヒジの手術を受けたアンダーソンは、まだ守備には不安が残るため指名打者としての出場ではあったものの、11日に教育リーグの試合で実戦復帰。安打も放ち、復調ぶりをアピールした。

 さらに右ヒジと右膝の手術を受けた長野も、実戦復帰には未だ至っていないものの、走攻守すべてのメニューを順調にこなしており、17日からのイースタン・リーグで復帰することを目標に調整中。早ければ20日にも一軍に合流し、開幕スタメンも…!?という構想まで持ち上がってきた。

 2週間後の3月27日に迫った開幕戦。外野のポジションを掴み、開幕戦のスタメンに名を連ねるのは誰なのか。3つのイスを巡る争いから目が離せない。
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