いよいよ開幕するプロ野球の2015年シーズン。これから143試合に渡る長い戦いが始まる。

　長いシーズンの143分の1に過ぎないとはいえ、やはり一年間を占う上で特別な一戦になる開幕戦。果たして、初戦を白星で飾るチームはどこなのか。

　セ・リーグは全試合同時刻にプレイボール予定。リーグ4連覇を目指す巨人は、本拠地で中畑清監督率いるDeNAを迎え撃つ。

　昨シーズン、対戦成績13勝11敗と9年ぶりに巨人戦勝ち越しを果たしたDeNA。悲願のCS進出へ向けて、今年から新たに加わったピースのひとつが元巨人のホセ・ロペスだ。

　巨人での2年間で打率.275、40本塁打を記録した男も、昨シーズンは外国人枠や守備位置の兼ね合いもあってスタメン出場の機会を減らし、13年の.303から大きく数字を落とす打率.243と低迷。その中でもチームトップの本塁打22本をマークし、意地は見せたものの、オフに自由契約となっていた。

　入団会見で「ジャイアンツへの思いは過去のもの。戦うチャンスをくれたベイスターズのために貢献したい」と語った助っ人は、オープン戦15試合で.390、2本塁打、12打点と活躍。古巣の打線が不振に苦しむのを尻目に、新天地で打ちまくった。

　ユニフォームを着替えて迎える初戦がいきなり東京ドームでの古巣戦。頼れる助っ人は、直近10年で勝率.222と苦手とする開幕戦でチームを勝利に導くことができるだろうか。

【3月27日の試合予定】

巨人（菅野） － DeNA（久保）

＜東京ドーム　18時00分＞

阪神（メッセンジャー） － 中日（山井）

＜京セラ　18時00分＞

広島（前田） － ヤクルト（小川）

＜マツダ　18時00分＞