ニュース 2018.10.03. 12:09

未就学児、小学校低学年を「野球好き」に!ベイスターズの「やきゅうみらいアクション」

横浜DeNAベイスターズは、小学校でも野球教室を展開している。
横浜市保土ヶ谷区の坂本小学校では、授業時間を活かして小学校1、2年生に野球教室を行った。
こちらは、体育館。日本ハム、横浜、ヤクルトなどで救援投手として活躍した島田直也、同じくベイスターズで救援投手として活躍した大原慎司の元選手とスタッフが指導をする。
体育館には父兄の姿もあった。野球ファンらしい父親は大物元野球選手の登場にちょっと驚いたような顔をしていた。




準備体操の後、ティーバッティング。島田コーチが打って見せると「おおー」という声が上がる。子どもたちがこれを真似てバットを振る。
最初からうまく打てる子もいれば、空振りを繰り返す子もいる。コーチたちは根気よくバットの握り方から指導する。


一通り終わるころには、体育館の床一面にボールが散らばっている。
「ボールを拾ってかごに入れよう。たくさん拾った方が勝ち」という声で子ども達が一斉にボールを拾う。あっという間にボールが元のかごに収まった。


水分補給の後、今度はボール投げ。島田コーチがゆっくりと投げる動作をして見せる。往年のマウンド姿をほうふつとさせる美しいフォームだ。
これを真似て、子供たちがボールを投げる。できるだけ大きな腕の振りで、体全体を使って投げるように指導する。
昔はボール投げができない男の子はまずいなかったが、今は「投げる」動作ができない子がたくさんいる。

再びボール拾いタイムがあって、今度は並んだ3つのティーに置かれたボールを、ボールを投げて落とす的当てゲーム。要領がわかった子供たちは夢中で的をめがけてボールを投げている。
記念のノートのプレゼントもあり、45分の授業時間中体を動かして、子供たちは上気した顔でコーチたちにお礼を言って体育館を後にした。この授業を1回の訪問で3回行う。

「ボール投げ授業」のいい導入に

担任の教諭は、
「子供たちがとてもいきいきしていたのが印象的でした。投げるという動作は、体の向きとか体重移動とか難しいですが、本物の方たちに学べたということが自信になってくると思います。この秋から1年生はボール投げの授業が始まるので、いい導入になりました」と語った。

島田直也コーチは、
「昨年11月から担当になりました。低学年なので、難しいことを言ってもわからないため、とにかく楽しく、そして大きく体を使うことを教えています。5人のコーチで幼稚園や小学校を回っています。怪我には十分に気をつけて、楽しかったと言ってくれればそれが一番」と語った。

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