ニュース 2019.11.07. 17:00

明確な基準と意図があるグループ分け、何度でもトライできる「昇格試験」

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ブルーウインズは横浜市西区にある総合型地域スポーツクラブ「特定非営利活動法人みなとみらいクラブ」のジュニアスポーツ・プログラムの野球部門として今年4月に誕生した軟式少年野球チーム。前回は1時間に及んだストレッチ、ウォームアップなどを中心にお伝えしましたが、今回はバッティング練習などが行われた、練習メニューの後半について紹介します。練習は週に一度3時間だけという限られた条件の中で、どのようなメニューに取り組んだのでしょうか?




ストレッチとウォームアップが終わると、「ルーキー」グループと「マイナー」グループに分かれての練習がスタートした。この2つのグループ分けには明確な基準と意図がある。基準はキャッチボールがしっかり行えるか、ゴロ、フライをしっかり捕ることができるか。具体的にはキャッチボールは9球連続で正確に捕る、投げるができるか、正面、左右のゴロを捕れるか、前後のフライを捕ることができるか。その基準に合格した子どもは「マイナー」へ。まだできない子は「ルーキー」となる。ちなみにまだ「メジャー」グループはない。

グループ分けする意図は、「ルーキーの子たちは、基本的にはまだ野球を始めて間もなかったり、低学年の子たちが多いです。そういった子たちが、できる子達と同じ練習をしても本人たちも面白くないと感じるのかなと。なので特にうちのクラブではキャッチボールに必要なスキルを分解し、練習メニューを作っています。個人差もありますし、1段ずつ階段を登ってくれれば」と塚本幸治GMが説明してくれた。ちなみに「マイナー」への“昇格試験”はいつでも受け付けられており、昇格できなかった子どもは次回の試験に向けて失敗した点などを一生懸命に練習して再チャレンジするそうだ。

この日の「ルーキー」グループの練習は「並びっこベースボール」。並びっこベースボールとは、攻撃側は置きティーでボールを打ったらホームを目指して走り(二塁ベースはない)、守る側は打球をノーバウンドで捕るか、打者走者がホームに帰ってくるよりも早く、ボールを補球した子のもとに全員集まることができればアウトとなる、初心者向けの野球遊びの一つだ。こうした遊びを通して少しずつ野球のルール、動きなどを覚えていくことが狙いだ。

「マイナー」グループでは、バッティングを行うグループ、ノックを受けるグループ、ピッチングを行うグループに分かれて練習が行われた。何の練習をやるかは子ども達が自由に選ぶことができる。
「自分で練習を選べるというのがモチベーションにもなりますし、それが今はできないなと思ったら他の練習を回って他のことをやってみればいいですし。子どもってすぐに飽きてしまうので、それを自分の興味の赴くままに練習できる環境をもっともっと整えていきたいなと思います。自分が好きな練習に取り組んでいれば飽きないですし、やらされる練習と比べても取り組む姿勢が格段に良くなります。先日の練習試合で外野手のカバーリングが上手くいかず失点を重ねて敗戦。その後の練習では子供たちからカバーリング練習やりたいと言われて、集中的に取り組んだ日もありました」(塚本GM)

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