ニュース 2024.01.10. 07:09

即戦力として期待のかかる大卒投手 大卒1年目に2桁勝利を挙げた投手は?

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1年目の20年に10勝した広島・森下暢仁
 昨年のドラフト会議で阪神・下村海翔投手(青山学院大)、広島・常廣羽也斗投手(青山学院大)、巨人・西舘勇陽投手(中央大)、ヤクルト・西舘昂汰投手(専修大)、中日・草加勝投手(亜細亜大)、楽天・古謝樹投手(桐蔭横浜大)、西武・武内夏暉投手(国学院大)、日本ハム・細野晴希投手(東洋大)と、8人の大卒投手が1位で指名された。

 1年目から即戦力として期待されることの多い大卒投手。先発投手であれば、活躍の基準のひとつに“2桁勝利”が挙げられる。21世紀以降、大卒ルーキーで“2桁勝利”を挙げた投手を見ると10人以上いる。

 直近では20年に苫小牧駒沢大からドラフト1位で日本ハムに入団した伊藤大海が、プロ1年目の21年に10勝(9敗)、規定投球回にも到達し、146イニングを投げ、防御率2.90だった。

 20年には19年ドラフト1位で明治大から広島に入団した森下暢仁が、新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが120試合と例年に比べて試合数が少ない中で、10勝(3敗)、防御率1.91と抜群の成績で新人王に輝いた。

 同じ年に2人以上2桁勝利を挙げた03年の和田毅(当時ダイエー)と木佐貫洋(巨人)、13年の小川泰弘(ヤクルト)と則本昂大(楽天)は新人王を受賞。21世紀以降見ると、大卒ルーキーの投手が複数人2桁勝利を挙げた例は、この2例しかない。

 今年の大卒ルーキーから何人2桁勝利を達成する投手が出るか。今から楽しみだ。

▼21世紀以降に大卒1年目で2桁勝利を挙げた投手
12勝 石川雅規(ヤクルト・02年)
14勝 和田 毅(ダイエー・03年)
10勝 木佐貫洋(巨人・03年)
10勝 川島 亮(ヤクルト・04年)
12勝 八木智哉(日本ハム・06年)
11勝 岸 孝之(西武・07年)
11勝 澤村拓一(巨人・11年)
15勝 則本昂大(楽天・13年)
16勝 小川泰弘(ヤクルト・13年)
10勝 大瀬良大地(広島・14年)
10勝 濵口遥大(DeNA・17年)
11勝 東 克樹(DeNA・18年)
10勝 森下暢仁(広島・20年)
10勝 伊藤大海(日本ハム・21年)
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