ニュース 2017.01.15. 07:45

トリプルスリー候補生は誰がいる?

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ヤクルトの山田哲人
 昨季、山田哲人(ヤクルト)がプロ野球史上初となる2年連続トリプルスリー(打率3割・30本塁打・30盗塁)を達成した。山田だけでなく、球界にはトリプルスリー候補生が何人かいる。

 山田とともに15年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐(ソフトバンク)がその一人だ。15年が打率.363、34本塁打、32盗塁をマークしトリプルスリーを達成したが、昨季は打率.306を記録したが、本塁打が18、盗塁が23盗塁に終わり、2年連続の快挙達成とはならなかった。

シーズン終盤の9月1日の西武戦で、右手薬指を骨折し離脱したことも、達成できなかった要因のひとつといえるだろう。2年ぶりのトリプルスリーを記録するためには、本塁打、盗塁の数が2年前に近い数字に戻す必要がありそうだ。

 昨季大ブレイクした鈴木誠也(広島)も当てはまる。鈴木はレギュラーに定着した昨季、打率.335、29本塁打、16盗塁の成績を残した。今季も昨季のような活躍を見せれば、打率3割、30本塁打のクリアは確実視される。トリプルスリー達成のために、最大の関門となるのが盗塁だろう。昨季16盗塁を記録したが、失敗も11と多かった。特に9月は盗塁企画数5に対して、成功はわずかに1。盗塁成功率アップがカギを握りそうだ。

 昨季打率.291、20本塁打、23盗塁だった丸佳浩(広島)も、期待がもてそうだ。丸は14年に打率.310を記録しているが、30本塁打、30盗塁をクリアしたシーズンはない。23盗塁を記録した昨季は、盗塁企図数は32。成功率をあげれば十分に30盗塁も可能な数字。問題は広いマツダスタジアムで、30本塁打を放つことができるかというところだろう。

 その他にも、梶谷隆幸(DeNA)、坂本勇人(巨人)、糸井嘉男(阪神)などもトリプルスリー達成に期待がかかりそうだ。
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