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打てる選手が減少?12球団、遊撃手の成績は…

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しぶとい打撃を見せた日本ハムの中島卓也 [Getty Images]
 今季の遊撃手のベストナインとゴールデングラブ賞を見てみると、セ・リーグがベストナイン・ゴールデングラブ賞ともに鳥谷敬(阪神)、パ・リーグはベストナインが中島卓也(日本ハム)、ゴールデングラブ賞は3年連続で今宮健太(ソフトバンク)が獲得した。

 これまで松井稼頭央、中島裕之、川崎宗則など打てる遊撃手は多かったが、近年はセ・パともに打てる遊撃手が少ない印象だ。セ・リーグは規定打席に到達した遊撃手の中では今季、打率.281の鳥谷が最高。リーグで一番高い打率だったが、開幕から打撃の調子が上がらず、打率.313を記録した昨季から大きく成績を落とした。

 今季からチームキャプテンに就任した坂本勇人(巨人)もリーグ7位の68打点を記録したが、打率は.269。守備はというと、ゴールデングラブ賞を逃したが、レギュラーを奪った頃に比べるとかなり向上している。来季は12年最多安打のタイトルを獲得したような打撃を見せたいところだ。

 プロ2年目の田中広輔(広島)は今季、レギュラーのポジションを奪い141試合に出場した。打撃は疲れが見えた8月以降低迷したが、夏前までは一時打率3割を記録。1年間戦う体力が付けば来年以降、打率3割はクリアできそうだ。守備は天然芝のマツダスタジアムを本拠地にしている難しさもあり、失策数はリーグワーストの22だった。

 一方パ・リーグの遊撃手はというと、打撃に課題を抱えていた中島卓が、ファウルで粘るという武器を見つけ大きく飛躍を遂げた選手といえるだろう。特にファウル数は12球団最多の599本。オールスターでは松田宣浩(ソフトバンク)が中島卓の打席中に、ファウルに備えてグラブを準備するなど、他球団の選手にも嫌らしい打者という印象を植え付けた。

 3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した今宮は、守備力は誰もが認めるところだが、打撃力が課題。今季はオープン戦で打率.333を記録し打撃開眼したように思われたが、シーズンではリーグワースト2位の.228と低迷。それでも、犠打数はリーグ最多の35犠打をマークし小技で貢献した。

 90年代、00年代に比べると打てて守れる遊撃手が減少している。来季は打率3割を超える遊撃手はでてくるだろうか。

【各球団の遊撃手の打撃成績】
●ソフトバンク
今宮健太
142試 率.228 本7 点45

●日本ハム
中島卓也
143試 率.264 本0 点39

●ロッテ
鈴木大地
142試 率.263 本6 点50

●西武
金子侑司
57試 率.224 本1 点6

●オリックス
安達了一
139試 率.239 本11 点55

●楽天
後藤光尊
117試 率.237 本9 点42

●ヤクルト
大引啓次
96試 率.225 本5 点41

●巨人
坂本勇人
130試 率.269 本12 点68

●阪神
鳥谷敬
143試 率.281 本6 点42

●広島
田中広輔
141試 率.274 本8 点45

●中日
エルナンデス
138試 率.271 本11 点58

●DeNA
倉本寿彦
102試 率.208 本2 点20
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