昨シーズン限りで現役を引退したニューヨークの“スーパースター”デレク・ジーターが、NFLチームの買収に動いていたことが複数メディアの報道によって明かされた。

　『FOX Sports（電子版）』に掲載された記事「デレク・ジーターがNFLフットボールチーム、バッファロー・ビルズ購入を考え中」によると、「元ヤンキースのショートストップ・デレクは、ビルズ買収への掛け金出すことを考え中らしい。ビルズは元オーナーであるラルフ・ウィルソンの死後、売却されている」とのリポートが。

　NFLチームのバッファロー・ビルズは、昨年の3月に前オーナーであったウィルソン氏が死去。それに伴い、チームは売りに出されていた。これにはロック・アーティストのジョン・ボン・ジョビや、不動産王のドナルド・トランプといった有名人が買収に名乗りを上げていたが、その中にジーター氏らのグループも参加していたという。この交渉は結局、昨年12月に現オーナーのテリー・ペグラ氏が14億ドル（約1660億円）で買収する形で終息した。

　米経済誌『Forbes』によると、ジーターの生涯年収は4億ドル（約476億5000万円）に上ると言われている。また、常々プロ野球チームのオーナーになることが夢であると語っており、昨年12月にはイチローが移籍したマイアミ・マーリンズの買収にも興味を持っているとの報道もなされた。

　現役を退いた後も各所で注目を集める“スーパースター”から目が離せない。