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ガラッと変わる? セ・リーグの“勝利の方程式”事情

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抑え候補に挙がっているヤクルトの秋吉亮
 今年のセ・リーグ6球団の“勝利の方程式”が大きく変わりそうだ。阪神とヤクルトはセーブ王のタイトルを獲得した呉昇桓、バーネットが退団。セットアッパーも、マシソン(巨人)、大瀬良大地(広島)が先発に転向する。そこで、6球団のリリーフ事情を見ていきたい。

ヤクルト

昨季救援成績:23勝10敗42S 防2.67
勝利の方程式候補者:久古健太郎、秋吉亮、オンドルセク、ルーキ
→14年ぶりにリーグ優勝した昨季は、救援防御率リーグ1位の2.67を記録した。しかしオフに、守護神のバーネットが退団。抑え投手が不在となり、秋吉亮、オンドルセク、ルーキらで争う構図となっている。不安点があるとすれば、勤続疲労だろう。秋吉、オンドルセクの2人は、昨季70試合以上に登板。彼ら以外のリリーフ陣が出て来ることも、リーグ2連覇に向けて重要になってくる。

巨人

昨季救援成績:21勝18敗43S 防2.71
勝利の方程式候補者:宮国椋丞、戸根千明、山口鉄也、沢村拓一
→リーグ3連覇に貢献したマシソン、山口が昨季は揃って不振。2人で13敗を喫し、4連覇を逃した原因の1つとなった。高橋監督が就任した今季は、マシソンを先発転向させ、勝利の方程式を一部解体。勝ち試合のリリーフ陣の枠が1枚空き、戸根千明、宮国椋丞らで争うことになる。3年連続60試合登板したマシソンに代わるポジションを誰が掴むのか注目だ。

阪神

昨季救援成績:21勝15敗42S 防4.16
勝利の方程式候補者:高橋聡文、安藤優也、福原忍、ドリス、マテオ
→福原忍、呉昇桓と2人のタイトルホルダーがいながら救援防御率は昨季、リーグワーストの4.16。呉昇桓が退団し、今季はリリーフの台所事情がさらに厳しくなった。ただ、今オフは弱点であるリリーフ陣を補強。紅白戦ではドリスが3失点と精彩を欠いたが、FAで中日から加入した高橋聡文、新助っ人のマテオの2人は存在感を見せている。新加入組の働きが、リリーフ陣立て直しのカギを握りそうだ。

広島

昨季救援成績:12勝20敗36S 防2.86
勝利の方程式候補者:中田廉、今村猛、一岡竜司、中崎翔太、ジャックソン
→昨季はシーズン序盤に救援陣が精彩を欠いていたが、14年新人王の大瀬良大地がシーズン途中にリリーフに転向し、安定感をもたらした。その大瀬良が先発に再転向。リリーフ陣の弱体化も懸念されるが、中田廉、今村猛といった実績を残した投手もいる。彼らが復活することができれば、広島の強みになる可能性も高い。

中日

昨季救援成績:21勝23敗34S 防3.01
勝利の方程式候補者:浅尾拓也、岡田俊哉、又吉克樹、田島慎二、福谷浩司、岩瀬仁紀、ハイメ
→10年、11年にリーグ2連覇を達成した時には浅尾拓也、岩瀬仁紀といった絶対的な存在がいた。しかし、昨季は8回の失点数がリーグワーストと、かつてストロングポイントとしていた部分で苦しんだ。現時点では復活を目指す岩瀬を始め、浅尾、田島慎二、岡田俊哉、又吉克樹、福谷浩司など横一線の状況。キャンプ、オープン戦で結果を残した投手が大事なポジションを任されることになりそうだ。

DeNA

昨季救援成績:24勝27敗40S 防3.44
勝利の方程式候補者:エレラ、長田秀一郎、三上朋也、山崎康晃
→抑えには、新人シーズン最多セーブ記録となる37セーブを挙げ新人王に輝いた山崎康晃がいる。セットアッパーには、昨季故障に泣いたが復帰後21試合に登板して、防御率0.81を記録した三上朋也を起用することをラミレス監督が明言。8回と9回を投げる投手は決まった。その他にもエレラ、長田秀一郎、田中健次朗、林昌範などがおり、頭数は揃っている。


 昨季セ・リーグを14年ぶりに制したヤクルトは、リリーフ陣が安定し優勝を勝ち取った。その他の年を見ても、勝ち試合の投手陣が安定したチームがリーグ優勝を成し遂げている。各球団顔ぶれが変わることが予想される『勝利の方程式』。チームの勝利に直結する大事なポジションを各球団安定させることができるだろうか。
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