各球団が工夫をこらした映像をアップ!
2月1日のキャンプイン以降、キャンプ地である宮崎や沖縄、そして海を越えたアリゾナからの様子が新聞、テレビのスポーツニュースなどで連日報道されている。
特に最近はCSでキャンプの生中継番組が放送されるなど、キャンプ情報はより深いものへとなってきている。
そんな中、今年のキャンプ報道で注目を集めているのが、球団側から発信している映像だ。
最近は動画サイト「Youtube」に球団が独自で作った動画を発信するチームも増えており、テレビでは見られない選手の素顔や意外な一面を垣間見ることができる。
特に、日本ハムとヤクルトが発信した「360°動画」には大きな反響があった。
「360°動画」とは、文字通り360°どの方向も映るカメラによって撮られた映像のこと。画面上のカーソルで視聴者が見たい方向を選べるというのも大きな魅力だ。
まずは日本ハムがキャンプイン前の自主練習にて、フリー打撃の様子やブルペンでの投球練習の映像をアップ。するとヤクルトは日本ハム同様にブルペンでの投球練習、ウォーミングアップ中の風景と、日本ハムに負けじと映像を出していった。下からあおった映像などはとても臨場感があり、制約を受けない球団独自の映像だからこそできる大きな特色だ。
球団独自映像といえば、以前ロッテが行った試みを思い出す。
球界屈指の外野守備を誇る岡田幸文の頭に小型カメラをつけ、ノックを受ける岡田が見ている世界が体感できるというものだ。
ほかにも、ブルペン捕手のマスクの上に小型カメラをつけ、投球練習を行う西野勇士の球筋を見ることができる映像など、プロの凄さをより感じられるような動画を続々と発信していた。
2月の平日に行われ、しかも沖縄・宮崎にそしてアリゾナと、キャンプ地を訪れることができないというファンも多い。
それだけに、こうした画期的なサービスはファンにとってはたまらない企画だ。このサービス、まだ知らないファンも多いと思う。球団の粋なサービスを、このキャンプ期間中に存分に楽しんでほしい。