最大5チームに勝率6割超えの可能性!?
メジャーリーグも2017年シーズンも残すところあと1週間…。プレーオフに出場できるのは両リーグ合わせて10チーム(地区優勝チーム6:ワイルドカード4)だが、現時点でそのうち7つの枠が確定。残る3つの枠を巡り、9チームがラストスパートにかける。
世界一への道のりは厳しく…
98年~05年は、8シーズンの間に延べ21チームが勝率6割超えを果たした。1シーズン平均にすると2.6チーム。それが06年以降の11シーズンで見ると、9チームにまで減少する。1シーズン平均にして0.8だ。
勝率6割超えを達成したチームのうち、勢いそのままに頂点に立ったのはヤンキース(98年・99年・09年)、エンゼルス(02年)、ホワイトソックス(05年)、カブス(16年)の計6度。同期間で勝率6割を超えていたのが30チームあったので、その確率は30分の6=20.0%ということになる。やはりシーズンで圧倒的な強さを見せていても、ワールドチャンピオンへの道のりはかんたんではない。
ちなみに、最後に勝率6割超え同士の顔合わせだったワールドシリーズは1999年のヤンキース対ブレーブスまでさかのぼる。果たして、今季のポストシーズンは“強豪”が順当に勝ち上がる結果となるのか。何チームが勝率6割超えを果たすかとともに、注目が集まる。