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昨年は1人もなし…ルーキーたちが掲げる「2ケタ勝利」の難しさ

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ルーキーイヤーの13年に16勝を挙げたヤクルトの小川泰弘

プロ入り最初の目標は…


 14日に行われた『セ・リーグファンミーティング2016』に、セ・リーグ各球団のドラフト1位ルーキーたちが揃って登場。シーズン開幕を前に顔を合わせた。

 そこで気になったのが、巨人の1位・桜井俊貴と広島1位・岡田明丈が掲げた「2ケタ勝利」という目標だ。

 即戦力として期待がかかる投手がよく挙げる数字であるが、果たしてどれだけ達成できているのだろうか……。最近10年間のルーキーたちの中で、一体何人が1年目で2ケタ勝利を達成しているのかを調べた。

 この10年間のうち、「10勝」をクリアしたのは10人。中でも大卒投手は7人(※浪人してプロ入りした巨人・菅野智之も含む)もおり、即戦力としてチームに貢献する投手が多い。


最多勝を獲得したライアンら、2013年は大当たり!


 2013年に創価大からヤクルトに入団した小川泰弘は、1年目から16勝をマーク。最多勝のタイトルを獲得した。

 プロ初登板となった4月3日の広島戦、6回2/3を投げて2失点の好投でプロ初勝利を挙げると、4月は3勝0敗の好成績で勢いに乗る。

 順調に勝ち星を重ねた男は、6月22日の広島戦でプロ初完封勝利を飾るなど、前半戦だけで10勝を記録。夏場に苦しむ時期もあったが、9月は4試合に登板して4勝と息を吹き返し、最終的には16勝4敗、防御率2.93と文句なしの成績を残した。

 小川と同学年の楽天・則本昂大も、ルーキーイヤーの13年に15勝をマークした。

 エースの田中将大がWBCに出場したこともあり、新人ながら開幕投手に抜擢。ローテーションの軸として1年間投げ抜き、チームの日本一に大きく貢献した。


 今年のルーキーは桜井や岡田だけでなく、ヤクルトの原樹理や、DeNAの今永昇太といったあたりがオープン戦で好投を披露。期待度が高まっている。

 早くも“大豊作”と言われる今シーズン、この中から一体何人の2ケタ勝利達成者が現れるのか。今から10月を楽しみにしたい。


【最近10年間・1年目に2ケタ勝利を達成した投手】
▼ 2006年
<大卒>
八木智哉(当時日本ハム)
成績:26試 12勝8敗 防2.48

▼ 2007年
<高卒>
田中将大(当時楽天)
成績:28試 11勝7敗 防3.82

<大卒>
岸孝之(西武)
成績:24試 11勝7敗 防3.40

▼ 2011年
<大卒>
沢村拓一(巨人)
成績:29試 11勝11敗 防2.03

▼ 2013年
<大卒>
小川泰弘(ヤクルト)
成績:26試 16勝4敗 防2.93

則本昂大(楽天)
成績:27試 15勝8敗 防3.34

※大卒浪人
菅野智之(巨人)
成績:27試 13勝6敗 防3.12

<高卒>
藤浪晋太郎(阪神)
成績:24試 10勝6敗 防2.75

▼ 2014年
<大卒>
大瀬良大地(広島)
成績:26試 10勝8敗 防4.05

<社会人>
石川歩(ロッテ)
成績:25試 10勝8敗 防3.43
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