間違えちゃった...
24日、札幌市内のホテルにて行われた日本ハムの優勝祝賀会。選手・コーチらをバックにマイクの前へと登場してきた栗山英樹監督は“意外”な形で話を切り出した。
「今、非常に違和感を感じておられると思います...」。その答えは次に続く。「球団スーツを着ないといけない日なのに、間違えました。本当は罰金なんですけど...」。
写真で見ても分かる通り、たしかに栗山監督以外は球団指定のグレーのスーツを着用。監督だけが黒のスーツを着ているのだ。突然の謝罪に周囲は笑いで包まれた。
野球選手が着るスーツって?
ちなみに、この日本ハムのオフィシャルスーツは「洋服の青山」が提供しているもの。
いったい野球選手が着るスーツってどんなものだろう?と思う方もいるかもしれないが、「洋服の青山」のホームページに詳細が掲載されていたので紹介しよう。
日本ハムのオフィシャルスーツには、「洋服の青山」の最高級ブランド「HILTON」の型紙を採用。イタリアでも有数の生地メーカーである『MARZOTTO』の厳選された極細ウール『Super130's』を使用しており、ファッション感度の高いプレミアムスーツなのだと言う(※詳細はHP参照)。
なかなか注目されることの少ない野球選手の“スーツ”の話。「洋服の青山」としても2014年にスーツのオフィシャルサプライヤー契約を締結してから今年で3年になるが、おそらく今が最も注目を浴びている時だろう。
「人は見た目が9割」?
普段はユニフォーム姿が基本の野球選手。そんな選手たちが移動中などでスーツを着ている姿見て、グッと来たという女性ファンも少なくないのではないか。
さすがにアスリートだけあって体が大きく、スーツのようなきちっとした格好はよく映える。私服姿が“イジられる”ことも少なくない野球選手だけに、そういったところとのギャップというのも少なからず入っているのかもしれない。とにかく、野球選手のスーツ姿はかっこいいのだ。
「人は見た目が9割」という本が少し前に流行したが、たしかにそれは一理ある。プロ野球チームという生き物にとっても、グラウンド内外問わず、着る物が与える影響というのは少なくない。
契約更改やイベントなど、このオフの期間は野球選手の“スーツ姿”にぜひ注目していただきたい。