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前ヤクルト・田中浩康が入団会見 「まだ野球がやりたかった」

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DeNAに移籍した田中浩康(右)

背番号『67』は直感で


 ヤクルトを自由契約となり、DeNAに入団が決まった田中浩康が29日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。

 「またプロ野球選手としてチャンスをいただけたことを嬉しく思います。期待に応えられるよう精いっぱい頑張ります」と緊張した面持ちで挨拶をした田中。「まだ野球がやりたかった」と、ヤクルトからコーチ転身の打診を受けながらも、現役続行の道を選択した理由を明かした。

 会見に同席した三原一晃球団代表は、「野球をよく知っているベテラン選手。犠打や守備といったチームの補強ポイントと合致した。若手選手のお手本となってほしい」と獲得理由を説明。「本人も『まだまだできます』とのことだったので、レギュラーを争って、若手選手に良い影響を与えてくれると思います」と期待を寄せた。

 田中はベストナイン2回、ゴールデングラブ賞1回を受賞したほどの名二塁手だが、守備位置に関しては、二塁へのこだわりはなく、「今まで経験してきたことを生かして、どんな状況にも対応していければ」と、ユーティリティプレーヤーとしてチームに貢献していく意識を示した。

 また、DeNAというチームについては「若くて良い選手が揃っている印象。刺激を受けて成長していきたい」と目を輝かせた。

 指揮官アレックス・ラミレス監督とは、ヤクルトでともにプレーした戦友。「入団したてのころ、いつもポジティブな言葉をかけてもらったことをはっきり覚えている」と当時を振り返る。「尊敬する先輩の一人ですし、また同じチームでできることを嬉しく思う。監督としてのラミレス監督はまだわからないので、楽しみ。一緒に勝利に向かって頑張りたい」と胸を弾ませた。

 背番号は『67』に決定。「直感でこれだなと。選んだ理由は自分の中にはあるんですけど、心の中にしまっておきたいと思います」と語った直後、「心の中っておかしいですかね?胸の中か。すみません。かっこつけて失敗するんです」と恥ずかしそうに笑った。


 DeNAは今季、史上初のクライマックスシリーズ進出を果たすなど、大躍進。しかし、若手選手が多いチームだけに、ベテラン田中にかかる期待は大きい。

 「入団させてもらったという立場ということは、理解している。まずは横浜スタジアムでプレーすることを目標として、チームの勝利に貢献できるように頑張る。その一心です」。

 新天地で再出発を切ることとなったベテランは、静かに闘志を燃やした。
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