今日も混戦から目が離せないセ・リーグ。雨が心配な広島・三次で行われる広島－DeNA戦では、フレッシュな若手同士が先発する。

　広島の先発は、デビュー戦となった1日の巨人戦で、初白星を掴んだ新人右腕の薮田和樹。188センチの長身から投げ込む力強い直球が魅力で、初陣では巨人打線を5回2失点に抑えた。

　チームはそこから4連勝をマークし、一気にAクラスへ浮上。再びチームを勢いづける投球を披露し、デビューからの2連勝を達成したい。

　対するDeNAの先発は、育成枠から這い上がってきた2年目の砂田毅樹。こちらは過去3登板で0勝2敗だが、3試合とも5イニング以上、2失点以下と試合を作り、先発の役割は果たしている。

　さらに、投げ合った相手先発が、大谷翔平（日本ハム）、杉内俊哉（巨人）、大野雄大（中日）と好投手ばかりで、打線の援護にも恵まれなかった。

　高卒入団の砂田はまだ19歳で、7月20日に20歳の誕生日を迎える。16日～19日はオールスター休みで、屋外球場の10日からのヤクルト3連戦（神宮）、13日からの巨人3連戦（横浜）は中止の可能性もある。

　砂田にとっては、10代最後となるかもしれない今日のマウンド。これまで通り初回から腕を振り、10代のうちに初白星を掴めるか注目だ。

　各対戦カードと予告先発投手は下記の通り。

【8日の試合予定】

巨人（杉内俊哉）－ ヤクルト（成瀬善久）
＜東京ドーム　18時00分＞
巨（1位）：●●△○○
ヤ（4位）：○○●●●　※3連敗中…

阪神（能見篤史）－ 中日（大野雄大）
＜甲子園　18時00分＞
・最近5試合の成績
神（2位）：●●○○●
中（6位）：●○△●○

広島（薮田和樹）－ DeNA（砂田毅樹）
＜三次　18時00分＞
・最近5試合の成績
広（3位）：○○○○●
De（4位）：●○●●○