燕打線が天敵を攻略し、敵地での3タテを狙う。

　前夜は7回以降に11点を奪い、再び4位に浮上したヤクルト。打線が昨季を彷彿される繋がりを見せ、中日救援陣を粉砕した。

　この流れに乗り、今季3戦全敗とカモにされている中日先発・大野を攻略したいところ。単に3敗を喫しているだけでなく、内容でも完封を含む2完投と完敗。さすがに前半戦だけでの4戦全敗は阻止したい。

　キーマンとなりそうな右打者では、切込み隊長の山田が11打数4安打と3割以上打っているものの、中軸の畠山は9打数1安打、3三振と対応に苦慮している。

　ただし、過去3戦は5月10日以前のもので、調子を上げてきた現在の畠山なら期待大。18本塁打は現在リーグトップで、交流戦では打率.324、9本塁打、20打点と活躍し、日本生命賞にも輝いた。

　先発マウンドに上がるのは、5月19日の初先発以降、負けなしの3勝を挙げている古野。先発陣の中ではいま最も安定感があり、大野との投げ合いにも期待が持てる。

　対する中日は、エースの好投で本拠地での3連敗を回避したい。大野はヤクルト戦以外でも勝利を積み重ね、現在リーグ単独トップの7勝（2敗）を挙げ、防御率も同2位の1.87と安定感抜群。ただし、12球団でただ一人100イニング登板を果たしており、疲労具合が気になるところだ。

　前日は救援陣が崩れただけに大野に頼りたいところだが、首脳陣の判断は果して…。僅差のゲーム展開では、継投策も大きなポイントになりそうだ。

　なお、本日のセ・リーグは、この1カードのみとなっている。

【25日の試合予定】

中日（大野雄大）－ ヤクルト（古野正人）
＜ナゴヤドーム　18時00分＞
・最近5試合の成績
中（5位）：○●○●●
ヤ（4位）：●●●○○