昨季大型補強を敢行するも5位に終わったオリックスが、今季も苦しんでいる。87試合を消化して、33勝54敗、勝率.379でパ・リーグの最下位に沈む。チーム成績を見ても、チーム打率.247はリーグ5位、チーム防御率4.24はリーグワーストだ。
オリックスは、2年前の2014年に、シーズン終盤まで優勝争いを演じ、最終的には首位とゲーム差なしの2位で終えた。同年のチーム防御率は2.89。当時、投手陣を引っ張ったのが、エースの金子千尋だった。この年、金子は16勝5敗、防御率1.98、199奪三振を記録し、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得。さらに、最優秀選手、沢村賞を受賞し、チームの8年ぶりAクラス入りに大きく貢献した。
しかし昨季は、右肘手術の影響で出遅れ、わずか7勝に終わり、チームも5位と低迷。今季も右肩痛に悩まされ、一時戦列を離れるなど、ここまで14試合に登板して、4勝6敗、防御率4.12の成績。2年前に比べると、かなり物足りない成績となっている。
悩めるエースに、福良監督は、日本ハム時代のダルビッシュが、よく行っていた試合中の捕手とのやり取りを話したそうだ。ダルビッシュは、マウンド上で納得いくまでクビを振り、それでもサインが合わないときは、捕手をマウンドに呼んで、声に出して、投げたいボールを伝えたことがあったという。
スライダー、カーブ、フォークなど多彩な変化球を投げ分ける金子も、それを有効活用できるはずだ。もちろん、その日によって、調子のいいボール、今ひとつのボールがあるだろう。ただ、金子クラスの投手ならば、それは、すぐにわかるはずだ。“調子のいいボール=投げたいボール”にすればいいというわけだ。
厳しい戦いは続くだろうが、後半戦最初のカードとなったソフトバンク戦で、2試合連続完封勝ちを収めている。打線も、安達了一が月間打率3割を記録し、中軸を打つ糸井嘉男、T-岡田も3割近い打率を残している。投打に 噛み合い始めているオリックスが金子に本来の力強さが戻れば、より良い形でシーズンを終えることもできるはずだ。
オリックスは、2年前の2014年に、シーズン終盤まで優勝争いを演じ、最終的には首位とゲーム差なしの2位で終えた。同年のチーム防御率は2.89。当時、投手陣を引っ張ったのが、エースの金子千尋だった。この年、金子は16勝5敗、防御率1.98、199奪三振を記録し、最多勝、最優秀防御率のタイトルを獲得。さらに、最優秀選手、沢村賞を受賞し、チームの8年ぶりAクラス入りに大きく貢献した。
しかし昨季は、右肘手術の影響で出遅れ、わずか7勝に終わり、チームも5位と低迷。今季も右肩痛に悩まされ、一時戦列を離れるなど、ここまで14試合に登板して、4勝6敗、防御率4.12の成績。2年前に比べると、かなり物足りない成績となっている。
悩めるエースに、福良監督は、日本ハム時代のダルビッシュが、よく行っていた試合中の捕手とのやり取りを話したそうだ。ダルビッシュは、マウンド上で納得いくまでクビを振り、それでもサインが合わないときは、捕手をマウンドに呼んで、声に出して、投げたいボールを伝えたことがあったという。
スライダー、カーブ、フォークなど多彩な変化球を投げ分ける金子も、それを有効活用できるはずだ。もちろん、その日によって、調子のいいボール、今ひとつのボールがあるだろう。ただ、金子クラスの投手ならば、それは、すぐにわかるはずだ。“調子のいいボール=投げたいボール”にすればいいというわけだ。
厳しい戦いは続くだろうが、後半戦最初のカードとなったソフトバンク戦で、2試合連続完封勝ちを収めている。打線も、安達了一が月間打率3割を記録し、中軸を打つ糸井嘉男、T-岡田も3割近い打率を残している。投打に 噛み合い始めているオリックスが金子に本来の力強さが戻れば、より良い形でシーズンを終えることもできるはずだ。