来季から球界最年長

　中日の岩瀬仁紀が10日、42歳の誕生日を迎えた。

　球界最年長だった1973年生まれの三浦大輔（DeNA）が現役引退したため、来季74年生まれの岩瀬は井口資仁（ロッテ）とともに球界最年長となる。

　岩瀬は98年ドラフト2位で中日に入団。同じドラフトでプロ入りした選手は“平成の怪物”・松坂大輔、メジャーを代表するリリーフとなった上原浩治、今季通算2000安打を達成した新井貴浩、この年の中日のドラ1・福留孝介などがいる。

　岩瀬はプロ入り後、5年間セットアッパーを務めた後、落合博満監督（当時）が就任した04年から抑えに転向。05年にシーズン新記録となる46セーブをマークするなど、歴代通算1位となる402セーブを挙げる。

　しかし、近年は左肘痛など苦しみ思うような結果を残せていない。今季は約2年ぶりに一軍のマウンドに上がったが、ビハインドゲームを中心に15試合に登板して、0勝2敗、防御率6.10。球界最年長となる来季、もう一度、勝ちゲームで投げられるような投球を披露したいところだ。

【岩瀬仁紀のプロフィール】
生年月日：1974年11月10日
今季成績：15試 0勝2敗 防6.10
通算成績：904試 54勝45敗402S 防2.13